202507/10
銅に対するトランプ関税50% ^^;
こんにちは。
猛暑が続く東京日金本社です。
まあ、日本中どこに行っても猛暑なのですが・・・^^;
しかし、ホントに暑いですね。
年々、ヒートアップしていると感じるのは、私だけでは無いはず。
ヨーロッパでも異常な猛暑らしい。
もはや地球が沸騰しているのかも?
まだ7月だというのに早く涼しくならないかなあと日々考えています ^^;
さて、4月に発表されたアメリカ関税政策はホントに解放の政策となるのでしょうか。
昨日、銅に関しての関税が発表され、銅および銅製品に対して50%の税を課すとの事。
どういうこと??
これから脱炭素に向かう社会およびAIやデータセンター建設に不可欠な銅にアメリカに輸出する場合は関税が掛かります。
実際には、アメリカには入らないと考えた方が良い。
国家戦略物資として国内で生産出来るようにしていく事が目的のようだが、直近のアメリカは銅および銅製品の45%を輸入に頼っています。
それを急にゼロにする極端な政策です。
関税が掛かることを予想して多くの銅がアメリカに輸出され、需要を大きく上回る在庫がありますので、目先に材料が不足する事はない。
しかも関税前に輸入しているので、50%という高関税の影響はほぼ無いと思われる。
まあ、あくまで目先の話ですが。
確かに電動化やデジタル化に不可欠なベースメタルです。
国内で賄う事も国家戦略と思います。
しかし、アメリカ国内で急に銅生産が出来るものなのかしら。
また、いままで海外に輸出されていたスクラップもアメリカから出なくなると思う。
世界の銅のバランスが多く変わろうとしています。
このままアメリカの好景気が継続するとは思えない ^^;
ですが、株も銅相場も大きく崩れる雰囲気は無い。
どういうこと??
一方、資源の無い日本国ですが、国家戦略はどうなっているの?
参議院議員選挙がありますが、30年も経済成長せず世界から遅れさせてしまった政治の責任は非常に重い。
物価や賃金の違いは購買力の差になります。
現在の日本の購買力は弱いと言わざるを得ません。
インバウン丼などと揶揄している場合では無い。
なぜこれ程までに物価に差があるのかを真剣に考えなければなりません。
金属は国際商品ですので、世界各国とも購買価格は同じに近いです。
物価の低い日本が原料価格の上昇にもっとも敏感になるべきなのに・・・。
話を戻しますが、アメリカの関税発動前の駆け込み需要は無くなったと考えて良いと思います。
8月1日発動と日程も決定しましたので、近隣の国からの駆け込み需要はありますが、アジア圏からアメリカに向かう銅および銅製品の流れはストップしたものと思われます。
よって、LME銅の在庫が徐々に増加傾向になり現物が逼迫する事態も解消されていくと思います。
この関税が相場にどのような影響を及ぼすのか分かりませんが、需要と供給のバランスによって価格が決まる商品相場の原則から考えても目先は荷余りが予想される。
さらにはアメリカ経済の減速が予想され、世界経済にマイナス要因と思われる。
何事も予想通りに行くならば、重い荷物を毎日のように買ったり売ったりする必要は無いですが ^^;
日金ブログ担当は予想が下手くそだから、毎日働くしかないのですよ。
このブログは参考程度に読んでくださいね。
あと2ヶ月以上はこの猛暑が続くのでしょうか。
ホントに??
気候が変わりましたね ^^;
外でお仕事の私たちの業界には厳しい気候です。
お客さんも現場の方が多いので、この季節は辛そうです。
とにかく無理をしないように体調優先でお仕事しましょうね。
ではっ。