日金ブログWEBLOG

201704/11

政治と経済と地政学リスク

おはようございます。
花見が終わり、そろそろ春本番かと思えば不安定な天候が続いている東京日金本社。
青空の下で気持ちよく花見をしたいと思っていた方は多いと思いますが、週末からぐずついた天気になっていますね。
東京は朝から雨が降っていてしかも寒いっ ^^;
気温は10度程度までしか上がらないらしい。
真冬って程ではないですが、冬の気温ですよね。
こういう気温の上下が激しいのも春の特徴なのですが、体調を崩しやすい。
半袖と短パンで気持ちよく寝ていましたが、今朝は寒かったぁっと言っているブログ担当みたいな人間は熱を出しやすいですね(笑)
皆さんも体調管理にお気をつけて。

さて、突然のアメリカトマホークの発射により地政学リスクの高まりにより相場は軟調に推移しています。
相場はとにかく地政学リスクという言葉を多用しますね。
シリア政府軍が化学兵器を使用したとの情報に反応したものと考えられていますが、物的証拠の程は定かではない。
レッドラインを越えたと表現するらしいが、超えてはいけない一線をそう呼ぶのだそうです。
酔っ払いがレッドラインを踏み越えることはあるけど、今回の件は笑えませんね。
オバマ大統領であった2013年にも化学兵器使用疑惑がありましたが、武力行使はしなかった経緯があるので今回の措置にサプライズを感じた部分も相場にはあったように思います。
そもそも、地政学リスクには様々な要因があります。
代表的なのが宗教的な対立です。
これは中東問題の原因になっていますが、人間の心の部分の話しですので根本的な解決に至ることはとても難しい問題です。
ある種の教えですので、そのように考えるようにしかならない。
お互いがお互いを許容することで解決するのかも知れません。
宗教は強要しないという原則に戻れば良いと思いますが、それぞれの主張があるのでしょう。
また、政治が地政学リスクを作ってしまうことも多い。
新たな国家を作るとか、国境や排他的経済水域を決めるなんて事も政治の仕事ですが、お互いの主張を全部満足させる決定はあり得ません。
どうしても人間は自分の都合の良い方向に変更したい生き物ですので、本能と言えるかも知れません ^^;
地政学リスクの中に経済が入っている事も忘れてはなりません。
中東で問題が起きれば、原油の供給懸念が噂されます。
北朝鮮の問題が出れば中国の指導力が問われ、中国経済にとってマイナス。
ヨーロッパで選挙があれば、極右政党の台頭がニュースとなりユーロ圏の経済問題にすり替えられ、先行き不安を煽る。
このように世界経済はすべての問題とつながっていて、ひとつの事象で判断するのはとても困難な時代です。
そんな時代に銅相場を当てようとしても当たるわけがない(笑)
ですが、基本的に需給バランスが商品相場の原点であると考えれば、4年にも及ぶ下落局面で開発投資が減少した事は将来の生産量の不足を意味しているとも考えられる。
余りもの値段ナシ。
この格言の逆のような時代が近いかも知れない。
世界経済と世界人口は緩やかに増加していますので、資源の使用量は伸び続けると考えるのが妥当じゃないでしょうか。
政治と経済と地政学リスクに振り回されても、基本を見失わないように踏ん張るしかないですね ^^
頑張っていきましょう。

今日は一日中、雨が降るらしい。
こんな日は濡れて作業するとすぐに風邪をひきます ^^;
時間通りにテキパキと仕事を片づけて、暖かい飲み物でも飲みたいですね(笑)
桜の開花の時期に降る雨を桜流しと言うそうです。
まさに行く春を偲ぶような冷たい雨です。
もう少し桜を見ていたいですね。
ではっ。