日金ブログWEBLOG

201609/26

明日晴れるかな?

こんにちは。
最近ずっと天気が悪い東京日金本社。
天気予報によると、ここ10日間で日照時間はわずか6分だとか・・・。
台風が毎週のように連続で上陸したのも珍しいですよね ^^;
東京でも風が強かったのですが、遮るものの無い千葉事業所ではモロに風が当たりますので心配でしたよ。
今後、スーパー台風の上陸も要注意だそうですから尚更ですよね。
台風がスーパーにならなくていいから、景気がスーパー良くなってほしいです ^^;
9月もついに最終週になってしまいました。
日金の決算月や来月以降の契約もあり、ドタバタと過ごしていましたが、急にブログの更新ノルマを思い出し書き始めた次第です ^^;

さて、最近200ドル以上も急伸しましたLME銅相場ですが、理由はなんでしょう?
中国の景気改善を示すような経済指標やアメリカの利上げ見送りが材料視されています。
まずは、世界銅需要の半分近くを占める中国の話からしましょう。
経済指標の改善は確かに見られましたが、たった一回の好転で判断するには時期尚早と考えます。
銅需要が拡大し、30万トンの供給不足との報道もありますが、果たしてそうなのだろうか。
最近の銅相場は金融相場となっていて、ファンド筋の売り買いが値動きの主役となっています。
情報も偏った物が多く、一方通行に陥りやすいように思います。
LME銅在庫の増減を見ても、実需と考えるには無理がある。
国際商品として、裁定取引に利用されているだけの様にも思える。
裁定取引とは、同じ価値であると思われる商品が相場の動きによって価格差が生まれる歪みを突いた取引です。
上海が安くロンドンが高ければ、LME指定倉庫に上海からロンドンへ荷物が移動する。
安い所から高い所に移動することによって価格は最終的に収れんする。
同程度の価格になるまでその取引は続く。
現在、LME銅の在庫は35万トン程度あり、上海在庫が減った分がLMEに移動したと考えられる。
世界的な在庫が減少したのなら納得できるのですが、どうも分かり難い ^^;
銅の場合は亜鉛などと違い減産が進んでいないと言われています。
商品相場において需給関係が改善しているとは言えないように思います。
そうそう、日銀の緩和策が分かり難いと評判になっていますね。
長期国債の10年物を0%に誘導するようなお話ですが、なかなか理解できない。
10年国債は住宅ローンなどの指標にされる銘柄ですので、短期金利との金利差によって金融機関の利益が決まります。
今までの金融緩和で国債の買い入れをして市場に資金を供給する緩和をしてきましたが、その弊害として短期国債と長期国債、さらには超長期国債まで金利が低下してしまい期間ごとの金利差が少なくなり銀行の収益に悪影響を与えてしまったとの考えから、今までの緩和策を変更するようです。
物価2%に達するまで緩和するとのことですが、長期間に及ぶと予想されます ^^;
アメリカは大統領選前には利上げしないと思われましたが、予想通り見送りとなりました。
この決定により、円高ドル安になり、資源高が連想されLMEが急騰したと考えられます。
このストーリーはファンドが言っている事ですが・・・。
何とも、主役不在の相場ですね ^^;
ファンド筋は買い先行ですが、生産者は売り先行だそうです。
ビミョーですねえ ^^;
中国が国慶節のお休みに入りますので、活発な取引は見られません。
上も下もある予想のつかない相場となりそうです ^^;

今週で長かった一年が終わります。
次回では、今年一年の総括を検証してみたいと思います(笑) 
愚痴が多くなりそうですが、一年の締めくくりですのでお付き合いくださいね ^^
ではっ。