日金ブログWEBLOG

202201/20

投資と投機とインフレと ^^;

こんにちは。

冬晴れの大寒を迎えた東京日金本社です。

天気が良いのは関東だけのようで、日本海側は大雪が心配です。

例年以上の大雪で大変だと思いますが、怪我の無いように気を付けてくださいね。

天気も気になるところですが、オミクロンの感染力には驚きました。

穏やかな正月を迎えられたと思っていましたが、こんなにも急速に感染拡大するとは・・・。

自粛やら、蔓延防止法やら・・・。

何度も繰り返すので、よく分からなくなって来ました ^^;

早く終息する事を願うばかりです。

 

さて、脱炭素が叫ばれてから化石燃料に対する設備投資が減少することにより、原油の供給不足が相場のネタになっております。

環境対策として、二酸化炭素排出削減のために原油に対する投資を無くしていくとの極端な方針が取られているようです。

環境対策はもちろん必要な事で、今後も地球に住み続けたいなら今すぐに始めなければならないと思っています。

ですが、急には変更出来ない私たちの世界は、止まれない需要を抱えています。

車社会は電動化が進むと思いますが、今すぐに電気自動車に変える事は出来ません。

少しずつ買い換えが進み、最終的には電動化や水素化されていくと理解しています。

なので、急激に社会を変更しようとしても出来る事と出来ない事があると思う。

投資を減少させると、生産が減少していく。

生産が減少すると供給不足が起こる。

需要が供給を上回ると、価格が高騰する。

高騰するから、投機の資金が流れ込んでくる。

よって、商品の価格はさらに上昇し、インフレとなる。

インフレとは貨幣価値の下落とも言われますが、特に我が日本では金融緩和によって資金がジャブジャブに供給されている中でのインフレです。

資源を持たない日本は海外からの輸入に頼っています。

金融引き締めに向かう海外と金融緩和を継続する日本。

貨幣の競争力を考えると、日本円は価値が下がりやすいように思えます。

心配です ^^;

投機資金が商品に流れ込むと商品価格が急騰しますが、それでも必要な資源は買わなければなりません。

その際に使用する通貨である円が、海外通貨に対して値下がりをしていたら考えると、さらなるインフレに日本が襲われそうで怖いですよね。

この先はどうなってしまうのでしょう??

国内景気が盛り上がらない状態での資源高による物価上昇は良いインフレとは思えないですよね。

商品価格が落ち着いてくれると良いのですが、投機資金は目先の利益のみで動きますので、容赦なく悪い方向に相場を仕向けるかも知れません。

円安で日本の企業が好業績になるという話は、とっくに終了しています。

今は、円高によって日本の購買力を強くしなきゃならない時代だと考えています。

今回の原油高を始めとする資源の高騰に心配になってきたと言う話をさせていただきましたが、私たちが扱う銅スクラップも貴重な資源なのです。

しかし、適正な価格帯が何処なのか分からなくなって来ています。

少し冷静になって立ち位置を見極める時期かなと真面目に考えています。

 

大寒が過ぎると、徐々に暖かくなるのでしょうか?

でも、まだ1月だしねぇ ^^;

まだまだ寒い日が続くのでしょう。

来月の初めあたりから花粉が飛ぶらしいですよ。

日金の工場がある千葉県は杉の木だらけですので、花粉症の方には辛い季節。

覚悟して千葉工場に行かなければなりません ^^;

最近は年齢のせいかアレルギーにも鈍感になって来ているようですが、今年はどうなることやら。

また、オミクロンの感染拡大に歯止めが掛かりません。

重症化リスクは少ないとは言え、気を付けましょうね。

次回は、グリーン原料はスクラップだっ!!と言う内容でブログを書こうと思います。

ではっ。