日金ブログWEBLOG

202207/07

急落相場にて・・・^^;

こんにちは。

蒸し暑い東京ですが、先週よりはマシな気温ですね。

あの気温を体感したブログ担当は、こんなのは涼しいと感じるほどの耐性をゲットしている自分を誇りに思う ^^

人間の体はホントに上手く出来ていますよね。

慣れという機能は、凄いと思います。

辛いことや悲しい事に対しても慣れてきて平常心でいることが出来るようになり、嬉しい事や有り難いことにも慣れてしまう悪い機能も含みますが・・・ ^^;

さらに耐性を積み重ね、この夏を乗り越えて行こうと思います。

 

さて、急落相場に耐性を持っているのかどうかは分かりませんが、気分はブルーですねえ。

コロナ禍からの経済回復局面にて金融緩和が行われましたが、これからの世界は金融引き締めに向かいつつあります。

金融緩和でジャブジャブに市場に投入されたお金とコロナ禍における物流の混乱、さらにはロシアによる軍事侵攻などが世界の商品相場に爆発的な上昇圧力を与えました。

インフレは物価の上昇と理解されますが、通貨価値の下落と捉えることも出来ます。

今まで買えた商品が、通貨価値の下落(物価上昇)によって同じ金額では買えなくなる。

物価の上昇と共に収入が上昇してくれれば生活水準を変えずに生活できますが、給料が上がらなければ生活は苦しくなります ^^;

日本の場合はこのパターンですが、なぜか物価上昇も抑えられています。

それは、企業が値上げを自社努力で抑えているからなのですが、その結果は儲からない会社になっていきます。

儲からない会社は、社員さんの給料を増やすことが出来ず、社員さんの生活も苦しくなる。

インフレは日本にとって歓迎すべきことなのですが、社員さんの給料が増加する事とセットでなければ意味が無いのです。

各国との金融政策の違いから、ドル円は137円まで一気に円安になりました。

資源のない日本において、金属商品は輸入品になります。

このまま円安が続けば輸入する商品の価格が上がることになります。

地球温暖化を抑えるために二酸化炭素の排出量を制限する必要がある。

それには電気自動車などを導入して脱炭素だ!!

脱炭素に銅は欠かせないベースメタルです。

最近までそう言っていたのに・・・、この急落??

投資家に踊らされていたのでしょうか?

良い事も悪い事も慣れてしまう人間だもの!!

こんな状況にもへこたれずに頑張って行きましょう。

 

商品相場は、コロナ前の水準に近づきつつあります。

良い調整になっているとも考えられます。

世界情勢が不安定で、しかも中国経済の先行きに懸念があるのでしょう。

相場は乱高下しやすい状態が続きそう。

しかし、下げ続ける相場は無いですので、落ち着いて対処したいところ。

長期で考えれば、脱炭素のテーマはずっと続いていくのですから。

そのため、商品相場がまた急騰する可能性も否定は出来ませんね ^^;

 

人間の体は凄いと話しましたが、最近の気候も普通では無い。

いくら体には慣れの力があっても対応出来ない状況もありますよ。

そんな時は、お休みするのが大事です。

仕事も大事ですが、これからの夏は休憩が最も大事ですね。

年齢が上がると暑さに鈍感になるとか??

慣れでは無く、鈍感には十分気を付けていきましょうね、相場も気温も。

ではっ。