日金ブログWEBLOG

202210/04

新しい年の始まりです!!

おはようございます。

暑い季節は過ぎ去り、秋の気配が漂う日金本社です。

隣の公園には、キンモクセイの花が咲き素敵な香りを楽しませてくれています。

この香りで、ああっもう秋なんだと感じます ^^

ちょっとだけ詩人気取りのスタート。

10月になり、新しい期を迎えた日金です。

昨年度は、乱高下相場の中、よく闘った1年でした。

銅の相場って、昼間にアジア時間で取引されるのですが、メインはロンドン時間ですので、日本の夜中に取引されるので睡眠時間を削って見てしまう ^^;

日金ブログ担当が相場を見ているからと言って、夜中に何が出来るわけでも無いのにねぇ ^^;

そんなこんなで疲れる1年がやっと終ったという感じです。

今月からは気持ち新たに頑張っていこうと思います。

今年もよろしくお願いします。

 

さて、そんなフレッシュな気分も吹き飛ぶような不穏な雰囲気を醸している近頃の相場ですが、今年はどんな1年になるのやら・・・。

インフレ対策を先行させるFRBは楽観視する市場を戒めようと警告を強めに発しています。

急速な金利上げを行い、まずは物価抑制を目指す。

景気が悪くなれば、直ぐに金利を下げて支援してくれるだろうと予想する楽観論を封じ込めるように、物価の上昇が収まってもインフレ終息が確認出来るまで金利を上げ続けるとのおっ達しです。

国策に逆張り無しの格言通り考えれば、素直に相場は下落するはずなのだが・・・。

世界各国にはそれぞれの事情があり、シンプルには事が運びません ^^;

中国では、景気は非常に悪いと思いますが、ゼロコロナ政策のために原材料の生産が少なく、少量の需要も賄えないため原料が不足していると聞こえてきます。

アメリカの事情とはまったく違う側面です。

今の資源相場は、現物が高くて先物が安い状態です。

世の中の人達は、将来的には景気が悪くなり需要が細ぼり価格は下落すると考えていますが、目先に生産する原料が不足しているという事を相場は表しています。

インフレとコロナ禍という特殊な事情が絡んだ現在の相場です。

また、ヨーロッパを見ますと、インフレの主原因はロシアのウクライナ侵攻です。

ブログ担当も詳しくは知らなかったのですが、エネルギーのロシア依存は脱炭素の流れの中で深刻になっていました。

環境問題を提起するリーダー格のヨーロッパは偏った政策を行っていたのかも知れません。

グローバル経済の中で、後世まで需要と供給の関係を継続できる相手と考えていたのでしょうが、今回の侵攻でそんな相手では無い事が証明されてしまいました。

今後の展開は分かりませんが、以前のような世界に戻るのは歴史的にも長い時間が必要になり、脱炭素目標の2050年までに改善されるとは考えられない。

大きく政策の舵を切ることになると思います。

その痛みをこれから迎えようとしているEUがどのような政策で乗り越えるのか??

アメリカから規制を受ける中国は、ヨーロッパに対する販売が多いので景気への影響は軽微では無いはず。

銅の世界需要の半分以上を持つ中国の景気によっては、銅相場の大きな下落も頭に入れておく必要がありそう ^^;

不動産開発が中国のGDPを牽引し経済を発展させてきた部分も大きいので、現在の中国政府の不動産バブルに対する締め付け策は、日本のバブル崩壊の始まりに酷似している。

マンションなどの建設は金属需要を増大させてきたので、この点でも需要減少に注意が必要かも知れない。

アメリカが金利を上げるということは、世界で最も多く使われる通貨の金利が上昇すると言う事です。

アメリカ国内のみならず、ドルで借り入れを行っている国もコストが上昇していきます。

色々な歪みが大きな破綻を招かなければ良いのですが・・・。

これからの1年は、耐え忍ぶ事を目標に嵐が過ぎるのを待つしか無いかも知れません^^;

 

1年が経つのは毎年の様にスピードアップしています。

皆さんも同じでしょうか?

明日やろうは馬鹿野郎とか言っていた人がいましたが、やろうと思ったことは即実行しないと、ドンドン先送りになってしまい、最終的にはやれなくなってしまう様に思います。

思った事、考えたことがあるなら、まずはやってみようと実行するようにしていきたい。

そんな積極的な1年にするように頑張って行こうと思います。

 

最後に、昨年中は大変お世話になりました。

皆さんにとって日金は役に立ちましたか?

商売ですので、どちらか一方が得するのでは無く、お互いが得になるような関係を目指しています。

ご意見などあれば、遠慮無くお申し付けください。

今年も勉強させていただきます。

本年もどうぞよろしくお願いします。

ではっ。