日金ブログWEBLOG

201612/16

寒いねえ。

こんにちは。
晴天の日金千葉事業所です。
冬だから当たり前ですが、空気が冷たいですねえ^^;
寒いのも暑いのも苦手な日金ブログ担当ですが、どちらかと言えば寒いほうが嫌いです。
体に力が入ってしまい疲れるような気がする。
服装も重装備になるので肩がこるし、トイレは近いし・・・(笑)
何だかトークが爺さん化してる^^;
気候は寒いですが、相場は燃え上がっていますね。
まさに、トランプファイヤー!!
キャンプとかけてみたけど、文章にするとつまらんね^^;
以後気をつけます(笑)

さて、燃え上がる相場ですが、盛り上がらない現物スクラップ相場について考えてみましょう。
なんで急にこんなに吹き上がるの?
商品相場において重要視される需給関係を無視した展開になっています。
次期アメリカ大統領であるトランプさんの政策期待と言われていますが、それにしても強烈な上昇相場です。
銅相場が上がることを願っていましたが、少しずつで良かったのに。
こんなに急に上昇すると、市中の価格はついていけない。
スクラップは在庫を持って商売する仕事なので、在庫が減らなければ買えないという状況になっています。
2年近くも下落基調を続けてきた銅相場ですが、トランプさんの政策期待だけでは説明が出来ない。
だって、まだ大統領に就任していないのですから。
背景には為替のドル高があります。
日本に住んでいる私たちは海外旅行に行く時に円相場を気にしますが、普段はあまり気になりませんよね?
しかし、金属スクラップを扱う人たちは、ドル建て商品を為替によって円換算して取引しますので、ドル円相場には敏感です。
アメリカファーストを掲げるトランプさんの政策期待は、世界の緩和マネーをアメリカに一極集中させる。
よって、新興国通貨がドルに対して値下がりを起こしています。
値下がりする通貨を保有することは持っているだけで価値が下がりますので、何かに投資する必要があります。
感じないかも知れませんが、日本円を持っている私たちの財産も知らない間に価値が下がっているのです。
日本円と同じように、中国元、インドネシアルピー、チリペソなどの資源国通貨も下落しています。
いつもの相場展開なら、資源国通貨安はドル建て資源価格を下落させるのが公式だったのに今回は違う。
自分の国の通貨価値が下がるとドル建て商品を売却する場合には手取りが多くなるので、少しくらい相場が安くても売り進むと考えていましたが、今回は違うのですねえ。
新興国通貨のドルに対しての値下がりが深刻だということなのですね。
価値が下落している資産を守るためにドル建ての商品に投資していると考える方がいいのかも知れない。
マネーの流れがアメリカの金融政策に左右されています。
トランプさんのアメリカ第一主義の一面だけを捉えてマネーが世界中をうごめいています。
今はリスクなど考えずにトレンドに乗っかる人たちが有利なようです。
私たちは現物市場で仕事をしていますので、売れるものは買いますが、いつ売れるのか分からないものは安めにしか仕入れられないというのが現在の本音です。
現物は株式のように売りたい時に売りたい価格でというわけにはいかないのですね^^;

明日は土曜日ですが営業日です。
お客さんが来てくれるので、明日まで千葉事業所におります。
東京よりも千葉は気温が低い。
夏も涼しければ、冬も寒い。
年末に向かって風邪をひかないようにしましょうね。
ではっ。