日金ブログWEBLOG

201110/28

銅相場急騰だよ ^^

上がる上がる銅相場 ♪♪ 
どうしてこんなに急騰するの??

まったくもってビックリな動きです。 それにしても一方通行と言わざるを得ない相場です。
総悲観論だった市場が、急に活気付いてきました ^^
下がってるよりも上がっているほうが気分は良いのは当然なのですが、それにしてもあんまりじゃないですか? 急落して落ち込んでいた日々が嘘のような展開です。 怖いですねえ。
26日の欧州首脳会議にて、今後の財政危機対策が決定されました。 一応の評価を得て世界的に心配されていたギリシャのデフォルト(債務不履行)や金融不安を封じ込めたとの判断なのでしょう。
それにしてもこの動きが今の相場を象徴しています。 上に行くにも下に行くにもドバーっと一気に動いてしまう。 銅の相場は市場として大きいとは言えません。 それ故にこのような一方通行が展開されてしまうのでしょう。 どちらにせよ、先行きを想定しながら仕事をする必要がありそうです。

事実を整理すると・・・今回の発表は、金融機関の資本増強、ギリシャの債務50%放棄、欧州金融安定化基金の強化。 この3つの対策が柱となっています。 
根本に流れるのは、金融不安の連鎖を食い止めることと思われます。 
発表された内容が速やかに実行されれば一定の効果が期待されますが、時間をかけるとまた不安再燃となりますので注意しなきゃいけませんね。 

何とも信用ならんユーロ圏。
これは、市場の底辺に流れている空気です。 もともと、ユーロ発足の時から、統一通貨を使用する国々に加盟基準を設けていましたが、どこか歯車がずれていたのかもしれません。
財政赤字をGDP比3%以内、政府債務残高をGDPの60%以下というルールを設定したにも関わらず、加盟ありきで目をつぶっていた部分も否定できないでしょう。 それが今回のギリシャのような問題を引き起こしたのは明らかですよね。 ちなみに日本は参加基準を満たせませんが。。。
話をまとめると・・・、この先も心配の種は尽きないですね。 まあ、これが相場なんでしょう ^^;
アタマ痛いです。。。
経済のニュースはこれくらいにして、数字の遊びをしましょう。
数字=LME価格のことですが、今回は6700ドル近辺からの切り替えしで8000ドルを超えてきましたね。 チャート(相場を折れ線グラフにしたもの)を見て考えると、ちょうど6000~8500ドルの間を動く相場と考えられる。 これは、相場がもみ合った日数を確認すればわかるんですが、この上値と下値あたりはかなりの日数もみ合っています。 だから、この数字の近辺にくると売る人買う人がたくさんいますよってサインと考えられるわけです。 っということは、いまは急騰してるけど、8500ドルあたりは要注意と思われますってこと。 しかーし、そのあたりも突き抜けて上昇すると、相場でよく言う言葉ですが『青空天井』になるわけです。 いわゆる雲一つない、邪魔するものがないという意味ですね。 今の情勢で青空は望めないでしょうから、そのあたりが天井なのかもしれませんね。
ついでにもう一つ、昔むかしに教えていただいた言葉『魚の頭と尻尾は食べられない』。
この意味は、相場の天井では売れないし、相場の底値でも買えない。身の部分をおいしく頂きなさいということ。 そうすれば、骨が刺さることも少ないですよってことらしい。
いつも骨ばかり食べてしまう自分には、戒めになる素晴らしいアドバイスです ^^;

とにかく、相場は上昇中。
下がり続ける相場もなければ、上がり続ける相場もないですよね。
ここから注意していきましょうね。
ではっ。